Star Trek : Strange New Worlds 第2シーズン①

スタートレック:ストレンジ・ニュー・ワールド第2シーズンは今年6月から8月にかけて米国paramount+で配信された。今回も日本での配信はなし。というかいまだに第1シーズンも全く配信されないどころが日本語版が製作されている様子すらない。

というわけで今シーズンも英語字幕で観たので大まかな感想を。今回は前半6話について。

第1話"The Broken Circle" パイク船長は第1シーズンラストで拘束されてしまったナンバー1を救うため奔走していて不在。カジター4という惑星でクリンゴンの過激派が企てた陰謀を阻止するためスポックの指揮のもとエンタープライズが向かう。「発進」をどう言うのか問答するシーンが笑えた。

第2話"Ad Astra per Aspera" パイクはウナ(ナンバー1)の査問会に親イリュリアンの弁護士ニーラを呼ぶ。というわけでこのエピソードは法廷劇。英語字幕で観るのはなかなか敷居が高かった(笑)

第3話"Tomorrow and Tomorrow and Tomorrow" ラ・アンは謎の男にパラレルワールドに飛ばされてしまう。その男に「ブリッジに行け」と言われたので行ってみると艦長席にはなぜかジェームス・T・カークが。ふたりでタイムスリップして21世紀のトロントにやってきた二人は、歴史改変を狙う一派がカーン・ノニエン・シンを殺害しようと企んでいることを知る。うーんちょっとTOSと歴史違うんじゃない?

第4話"Among the Lotus Eaters" ライジェル4を再訪したエンタープライズ。前回訪問した時に死んだはずの部下がこの惑星の支配者となっていて、という話。ライジェル4はTOS「歪んだ楽園」でパイクたちの会話に出てくる中世風の文化を持つ惑星。

第5話"Charades" ケルコビアンの謎の遺跡の影響で地球人になってしまったスポック。しかしちょうどティプリンクとの婚約の儀式の予定が。地球人なので感情がもろに出てしまうようになってしまったスポックを母アマンダは何とか繕おうとする、というドタバタ回。

第6話"Lost in Translation" トラブルに対処すべくダイリチウム精製所を訪れたエンタープライズとカークの乗船するファラガット。しかしウフーラは幻覚に悩まされ…という話。カーク再登場も今回は出会い頭にウフーラにぶん殴られちゃう。前回は死んじゃうし、カーク受難のシーズンですね…

というわけで前半6話のあらすじでした。

今シーズンも面白い!でも前半はパイクが活躍するシーンが少なく、第1シーズンで最大の敵扱いだったゴーンもここまででは出番なし。カークの出番も増えてきて、従来TOSとのズレも拡大してきた感が強く、これはゆくゆくはTOSのリメイクもありかと思っちゃう。

さて第1話の「発進」問答はこんな感じなのだが、

ウフーラ「パイク船長は『Hit it』と仰いますよね。」
オルテガ「私の前の船長はよく『Zoom』って言ってました」
スポック「君なら何て言う?」
オルテガ「そうですね、私なら『Vamonos』(スペイン語で「Let’s Go」の意)でしょうか」(注・オルテガはラテン系)

これどう翻訳するのかな?これまで「Engage」「Make it So」「Execute」とか全部「発進」と訳してしたツケが回ってきた感じ?第3話の「ブリッジ」も「艦橋」ではなく「橋」の事だったとわかるんだけどどう翻訳するのかな?てか日本語版いつ作るのかな??

ちなみに残り4エピソードはかなり攻めてる。乞うご期待。