マンダロリアン

disney+で配信されている「スター・ウォーズ」の外伝的なドラマシリーズ。エピソードⅥで帝国が崩壊して数年後、本編に登場したボバ・フェットと同族の、マンダロリアンの賞金稼ぎの男がひょんなことからあのヨーダの同族の子供「ザ・チャイルド」を連れて銀河中を旅することになるという、SW版「子連れ狼」だ。

現在第2シーズンまでの16話が配信されていて、最近ボバ・フェットが主人公の「ボバ・フェット(The Book of Boba Fett)」が配信されたのをきっかけに、私は以前一度観ていたのだが未見だった妻と一緒に再度通しで観た。

大変面白い。主役のマンダロリアンとザ・チャイルドのキャラクターもいいし、個性の強いサブキャラもそろっていて見ていて飽きない。エピソードは一話完結で様々な星を訪れるのだが、その星々の風物の描写も見事。ザ・チャイルド(第2シーズン終盤でグローグーという名前であることが判明)がとてもかわいい。

第1シーズンはザ・チャイルドのフォースの強さに目を付けて実験材料にしようとする旧帝国軍に追われることになるが、仲間たちの協力を得てモフ・ギデオン率いる旧帝国軍の一派を退ける。第2シーズンではザ・チャイルドがジェダイの卵だと知ってジェダイの元に戻そうとする話になる。第2シーズンではファンならおなじみのキャラクターが次々登場するのも楽しい。第3シーズンの公開はまだ先になりそうだが、マンダロリアンの友人のキャラ・デューンという重要なキャラを演じたジーン・カラーノが差別的な言動で降板を余儀なくされたそうで、どうなるのだろうか。彼女がいないシナリオを考えないといけない製作者も大変だろう。

ちなみに今順次配信されている「ボバ・フェット」はこれの外伝的な要素が強い。こちらを観ておかないとわからないことがたくさんあるのであちらを観る前にぜひ。

それにしてもdisney+では今後もSWのオリジナルドラマがたくさん企画されている。ジェダイの生き残りのアソーカ・タノが主人公のものや、「ローグワン」の前日譚、ランド・カルリジアンが主人公のものなどが企画されているようだが、一番の目玉はユアン・マクレガー主演の「オビ・ワン」だろう。うーん早く観たい。