ローダンNEO第13-16巻

ローダンNEO第13巻「トーラ救出」、第14巻「宇宙オペラ」、第15巻「タイタンの秘密」、第16巻「ラストホープ

さてローダンNEO。1巻ずつ感想を書くような作品でもないし、なによりめんどくさいので第2シーズン後半一気に。ストーリーは同時進行で①ヴェガ星系でのローダンたちの行動②同じくヴェガ星系でのタコたちの行動➂地球の海底でアルコン人の拠点を発見したテラニアのメンバーたちの行動④海底のアルコン基地に残されたクイニイ・ソプトールの機体を使ってタイタンへ調査に向かうジュリアンたちの行動⑤ファンタン星人にベズンとして拉致されたレジやシドの行動。さらに第15巻以降では⑥28年の昏睡から目覚めたファイヤースターター、イワン・ゴラチンの行動、と多岐にわたって進行。かなり目まぐるしい。まあかなりご都合主義的な展開ではあるが、それらが最後の巻で一気に収束するのはなかなか鮮やか。フェロル人のカクトールやネズミみたいなオールラウンダー超能力者グッキー、トプシダーの「賢者」トルケル・ホンも最後には仲間に加わり、テラニアはさらに大所帯に。だんだんローダンとトーラの距離が縮まるのもいい。一方で上に挙げたストーリーラインの中では⑤が尻切れトンボだったのが残念。スーに執着していたファンタン星人がどうなったのかよくわからないままになってしまったような。でもまあ、一応の決着がついて、きり良く終わったので次のシーズンの刊行まであんまりじれずに待てるかな。と思ったらもうすぐ次の巻発売だ。

それにしても一年にワンシーズン8冊では刊行ペース遅すぎ。本国ドイツでは2012年からの7年で200巻超えてるというハイペースで刊行が進んでいる。まあそのスピードで翻訳を進めるのは、本家と並行してでもあるし難しいだろう。そのスピードで刊行されたら読むのが大変なのは間違いない。ドイツのファンはどうやって読んでるんだろう。