令和

今月から元号が「令和」になった。世間ではなんだか祝賀ムード。まあそれは良いのだけど、この「令和」という元号がどうにも気に入らない。

まず「れいわ」という音自体が「れい」→「冷」とか「霊」の冷たい印象があり、どうしてもよいと思えない。しかしそれより気にいらないのは、文字の意味だ。「令」は「命令」の意味があり、「上意下達」の時に使われる文字だ。それに「和」。「和」はもちろん「平和」の意味もあるが「仲良くする・争わない」という意味もある。それ自体はいい意味なのだが、「令」と組み合わせると「仲良くする・争わないことを上から達する(命じる)」という意味になってしまうのではないのか。

要するに上の言うことに反論は許さない、従えと言われているような気さえしてしまう。なんか現政権のファシズム的な性格とこの元号が微妙にシンクロしている気がするのだけど…

そもそも現代において元号など必要なのだろうか。文明国で元号など使っている国はほかにないと思うのだが。